マイナス金利で考える!その4「住宅ローンはどうなる?」

世界的な株安を受け

日本銀行は景気のテコ入れのため
マイナス金利政策を導入しました。

「金利が低くなる」ことは住宅ローンにとってなによりの好材料

住宅ローンFPが教える

「マイナス金利を生かした住宅購入の方法」をお伝えします

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先週もお伝えしたように

預金金利はすでに限界に近いところまで下がっていて

預ける側にはあまりインパクトがないのが現状

 

逆に、借りるほうは金利が下がれば

いろんな影響が出てくる

 

当然ですが、

銀行からたくさんお金を借りて

商売をしている会社は

金利が安くなればそれだけ資金繰りも楽になる

 

また、銀行が積極的に融資をするようになれば

設備資金なども借りやすくなりますので

積極的な経営が可能となります。

 

では、個人にとっては

どんな影響があるか

 

 

一般個人が金融機関から大きなお金を借りるとしたら

まず、思い浮かぶのは「住宅ローン」

 

では、金利が下がると

住宅ローンにどのくらいの影響が出てくるのかを

実際の数字で見てみます。

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土地1000万円

建物2000万円

合計3000万円

 

この分の購入資金を

全期間固定金利のフラット35で

全額借入した場合の金利を比較をしてみると

 

全期間固定金利 3.0%で借りると

月々返済115,455円

総支払額48,491,100円

 

 

全期間固定金利 2.0%で借りると

月々返済99,377円

総支払額41,738,340円

 

 

全期間固定金利 1.5%で借りると

月々返済91,855円

総支払額38,579,100円

 

 

全期間固定金利 1.25%で借りると

月々返済88,224円

総支払額37,054,080円

 

  • 基準金利1.25%

フラット35S 10年金利優遇▲0.3%を使うと

当初10年83,987円

11~35年87,054円

総支払額36,194,640円

 

 

3.00%と1.25%では

総支払額で1千万円以上違ってきます。

 

ちなみにこの8年間

フラット35の実際の金利推移です

 

2008年2月(8年前)  3.02%

2013年2月(3年前)  2.01%

2014年2月(2年前)  1.79%

2015年2月(1年前)  1.37%

2016年2月       1.48%

2016年3月       1.25%

当たり前のことですが

借りる側にとっては

「金利は安いほうがいい」

 

では民間の住宅ローンだとどうなるか

 

ネット銀行がメイン商品にしている変動金利だと

0.5%台の金利もでてきていますし

 

0.5%

3000万円で返済額を計算すると

月々返済は77,847円

 

また、また北海道の地元銀行さんは

メインにしている3年固定金利は今の所

0.8%ですので

月々返済は81,917円となります。

 

ここで、なぜ総返済額を書いていないか?

 

それは、変動金利や3年固定金利は

今後金利が変動するので

総返済額が確定していないからです。

 

変動金利・固定金利選択型変動金利は

見直し時期が来れば金利が変動する商品

 

ですから時期が来れば金利は見直しされ

返済金額はそのときの金利水準にあわせて

減ったり増えたりします

 

全期間固定金利であれば

当然ですが支払い金額は全期間変わりませんが

 

 

変動金利商品なら6ヶ月間

3年固定であれば3年間

10年固定を選べば10年間

 

この期間を過ぎたとき

その時期の金利が下がっていれば月々の支払額は減る

逆に金利が上がっていれば月々の支払額は増える

 

 

 

わかりやすく言えば

低金利の今

 

固定金利期間が

この低金利のメリットを確実に受けられる期間のことであり

 

3年固定を選べばその権利は3年間

35年固定金利を選べばその権利は35年間

 

ということになります。

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マイナス金利は景気を回復させ

インフレ目標を達成するのが目的

 

インフレとは物価が上昇する状態であり

当然金利の上昇を伴うわけですから

 

マイナス金利は金利を上げるための政策ともいわるわけで

この先金利は上がってくる可能性は高い

 

そう考えると

 

今、全期間固定金利で住宅ローンを組み

非常に低い水準の金利のままで35年間の支払が確定させれば

 

今後、マイナス金利政策の効果が出始め

景気が回復し物価が上がり金利が上昇しだしも

固定金利だから返済が増える心配はない。

 

景気回復により年収が上がれば貯金も出来るし

繰上返済も可能

 

もし、金利が3%、4%になっていれば

繰上返済するよりも預金して利息を受け取ったほうが

特になることもありえる

 

言い方を変えれば

 

この異常な低金利の環境の中で

長期固定金利で住宅ローンを組むことで

「数千万円のお金を35年間1%台の金利で借りる権利が手にはいり

この資金で余裕を持って家を買うことが出来る」

ということになるわけで

 

まさにこれが、マイナス金利がもたらす恩恵です。

 

繰り返し書きますが

マイナス金利で金利が低くなっていメリットを

なるべく長く享受するためには

長期固定金利のローン商品選ぶのがベスト

 

それでも

北海道の銀行がお客さんに勧める

固定期間3年の固定金利期間選択型住宅ローンについて

 

次回は

辛口の解説をさせていただこうと思います。

このゆびとまれ