【マイナス金利で考えた!その8 「昔、昔、金利の高い時代がありました!」】

今週からは、マイナス金利時代の資産形成

というテーマでお話ししていきます。

 

まずは、今とまったく反対だった

高金利次代のお話をします。

 

 

金融機関の仕事は

一般のお客様からお金をお預かりし

それを必要とする企業や個人に貸し出すという

お金を循環させる役割

 

私は、22歳から信用金庫に勤務して

一般家庭の資産づくりのお手伝いをしてきました。

 

 

今は、マイナス金利政策により

いまだかつてない低金利の時代ですが

 

私が信用金庫に勤めて就職した昭和58年は

まさにバブル景気が始まろうとしていたころ

 

当時の定期金利の金利は年利5.75%

100万円を1年間預けると57,500円の利息が受け取れました。

 

そして数年後、時代はバブル景気へ

 

まずは土地の値段がどんどん上がり始め

一夜にして数1千万円を儲ける不動産後業者さんが続出

 

株式市場も連日値上がり

 

NTT株が売り出され

抽選に当たっただけで数100万円の利益を手に入れた人が続出

これをきっかけに街にはにわか投資家が溢れ

主婦が株で数100万円の利益を出すようになりました。

 

 

景気の良さに引っ張られ

預金の金利もどんどん上がり

短期定期預金を9%台で預かる金融機関も登場し

銀行預金は、まさに高金利競争となっていました。

 

このころ一番効率がかった金融商品は

最長10年預けられ

利回りは10%近くだった郵便局の定額貯金で

10年間預けると元本はほぼ倍になりました。

 

 

預金金利が高い分、貸出金利も高くなりましたが

 

土地も株どんどん値上がりしていたので

お金さえあれば儲けの種は溢れていて

 

いくら高い金利でも借り手には困らない

 

当時の貸し出し金利は10%を優に越えていました。

 

 

とにかくみんなが不動産を購入したく

郊外の新築マンションをも購入するのに購入希望者が殺到

 

数10倍から数100倍の抽選に当選しなければ購入できない

なんてことも普通でしたので

 

どんなに高い金利でも借りる人を探すのには困らず

住宅ローンの金利も8%を超えていていました。

 

 

とにかく、すべてが右肩上がりで

日本中がお金持ちになっていく

 

そんな雰囲気のなか

どんどん値上がりするマイホームを買うために

一般の人が大型の住宅ローンを組めるよう

金融機関が開発したのがステップ償還型の住宅ローン

 

これは、今後の年収アップを見込んで

数年後に返済額が大きく上がるという仕組みのローン

 

これによって、

値上がりして高根の花となっていたマイホームが

一般庶民でも手に入れられるようになり大人気

 

これでますます不動産市場は活況を増し

都心では、「億ション」と呼ばれる1億円を超えるマンションも

飛ぶように売れていました。

 

 

誰もが「この好景気は営々に続く」と思いこみ

ブランドを身につけ、高級車を乗り回し

好景気を謳歌していたバブル時代

 

しかし、膨らみきった好景気の泡がはじける日がやってきます。

 

その結果、

バブルに踊っていた多くの人たちは

あれよあれよという間にお金に困り始めることに

 

ステップ償還型ローンを組んでいた人たちの中には

上がるはずの年収が逆にダウンしてしまい

ローン返済が出来なくなる

「住宅ローン難民」問題が凝り始めます。

 

高金利を極めたバブル時代と

史上最低金利となっているマイナス金利次代

 

状況は全く逆ですが

かなり似たところがあるような気がしていますので

来週ももう少しバブル崩壊のお話をお伝えします。

 

 

 

ということで、また来週!